94月
2020年4月7日
中国文化学会会長
小松建男
A 中国文化学会大会中止について
新型コロナウイルス感染症の罹患者数急増という状況を考慮し、本年度大会と総会の開催を中止することに致しました。この決定は、会長・副会長・常務理事によるメール会議を行い、同時に昨年まで中国文化学会の運営を指揮された加藤前会長及び本年度開催予定校責任者である寺門日出男理事にも意見をうかがい、会長として決断いたしました。正式な理事会に諮っておりませんが、大人数で集まることの難しい状況であることをご理解いただき、ご了承いただきたく存じます。
中止を決定した理由は以下の通りです(私が知りうる範囲となりますので、大学の状況に限定した説明になる事をお許し下さい)。
既に新聞等で報じられておりますように、多くの大学が新学期の開始を五月連休後に変更し、春学期の授業を、当分の間対面ではなくオンラインで行うことにしております。このような状況下で、例年通りの日程で、多くの人間が会することになる大会・総会を開催することは避けねばならないと思います。また仮に秋以降状況が好転することがあったとしても、そこから大会開催にこぎ着けるまでには少なくとも三ヶ月くらいの日時を必要としますので、早くとも11月後半以後の開催となってしまいます。しかし11月になりますとどの大学も入試や翌年度の準備などで慌ただしくなる時期ですので、延期しての開催も困難と判断致しました。
B 当面の学会運営に関して
現今の困難な状況下、学会としての意思決定が必要となる場合は、当分の間引き続き会長・副会長・常務理事による常務理事会に次期大会開催校責任者の寺門日出男理事にも加わっていただくとともに、加藤前会長にも経験に基づくご助言をいただきながら対処させていただき、後日理事会・総会に報告してお認めを願うつもりで居ります。この点もご了承いただきたく存じます。
C 各委員会の活動について
〔総務〕4月7日に東京都とその周辺に緊急事態が宣言されました。学生幹事など実務担当者の移動も制約を受けざるを得ないと思います。郵便物の受け取りや発送業務が従来よりも遅くなる可能性がありますが何卒ご了承ください。
〔編集〕集稿・査読とも概ね例年並のペースで進んでおります。ただ、今後の事態の推移によっては編集日程の見直しも必要になるかもしれません。
〔企画〕例会につきましても9月例会は中止とし、それ以降につきましては状況を見て判断してゆきたいと存じます。
〔会計〕総会の開催が難しい状況ですので、決算・予算等については、承認されないまま常務委員会判断で仮の運用をせざるを得なくなると思われます。透明性を保つための工夫を検討致しますが、どのような方法をとるかについての決定には今少し時間をいただきたく存じます。
〔広報〕引き続き学会ホームページで情報発信に努めます。随時ご覧くださるよう、お願いいたします。